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「補給〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

補給の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
後にこの太陽の平均温度が下降し始めるようになってからこのエネルギーが熱量の消耗を補給するために徐々に使用され、そのおかげで温度もまた従って大きさもまた輻射も非常....
去年」より 著者:伊藤左千夫
じない。その月の収入でその月の支払いがいつでも足りない。その足りない分はどうして補給するか。多少の貯蓄でもあればよいが、平生がすでにあぶなく舟をこいでいる僕らで....
気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
間の様に六十|哩近くもある長距離の単行運転をする場合には、どうしても当駅で炭水の補給をしなければならないのです。勿論73号も、此処で停車したに違いありません。そ....
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
て、まる二年ばかりしか経っていなかった。 すゞは、「快上快」の調合から、原料の補給や、時には、それを裏口から、足音をしのばせて、そッと這入ってくる青い顔の支那....
三十年後の世界」より 著者:海野十三
ほどの濃《こ》さの空気がはいっている。そしてたえず空気をきれいにし、不足の酸素を補給する。空気服は特製の人造ゴムまたは軽硬金属板《けいこうきんぞくばん》で出来て....
海底都市」より 著者:海野十三
うに呼吸兜《こきゅうかぶと》を頭にかぶせようと思うんですの。つまり、適当に酸素を補給させ、過剰の炭酸|瓦斯《ガス》が排出《はいしゅつ》されるようになっていればい....
宇宙の迷子」より 著者:海野十三
い、これからのわれわれの生活をささえなければならないのです。いや、じっさい植物の補給がじゅうぶんでないために、われわれは近くこのジャンガラ星を運転して、もっとた....
大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
たりして、滋養分を血の中に吸収させ、その血が身体中を廻って持っている養分を身体に補給することでしょう。われわれにはもう胃や腸が退化して無くなってしまったといって....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
何?』 節制第一――われ等の推奨する所は、ただ節制の一語に尽きる。肉体が食物の補給を必要とするは勿論なれど、ただそれが完全に消化した上でなければ、交霊実験を試....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
は地下水のないところだから、畑もなく、島民はもっぱら化け物のような芋を食い、栄養補給にはアシタッパ(又は、アスッパ)という雑草を食い、牛乳をのんでいた。アシタッ....
水鳥亭」より 著者:坂口安吾
のぎに小さな別荘をつくった。留守番をおいて田畑をつくらせ、鶏を飼い、戦争中の栄養補給基地に用いるという一石二鳥の作戦でもあった。 しかし、伊東の駅へ降りて、袋....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
年も生きて仕事をつづけていたが、彼もケンタンそのものだった。要するにエネルギーの補給源は胃袋で、胃袋が病的なのが何よりも病的なのかも知れない。人間はケンタンでな....
勧善懲悪」より 著者:織田作之助
なるほど、最初の一月は一提の薬と、固定給四十円を交付したが、その後は口実を構えて補給薬も固定給も送らない。家賃、電灯代も忘れた顔をしていたのだ。 そんな風に扱....
人工心臓」より 著者:小酒井不木
然手が及ばぬにちがいありません。又、人体の生存に必要な窒素化合物は、食物によって補給されて居りますから、あながち肺細胞が働く必要はありません。ところが今、仮りに....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
任当時、マッセナはゼノバに於ける(ゼノバは当時中立で海岸道不良のため同地は仏軍の補給に重要な位置を占めていた)外交を後援するため、一部をボルトリに出していたので....