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補習
「補習〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
補習の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寒の夜晴れ」より 著者:大阪圭吉
何処か南の方へ旅行に出掛ける仕度をしていた時だった。 三四郎が級主任をしている
補習科A組の美木という生徒が、不意に転げ込んで来て、三四郎の留守宅に持上った兇事....
「氷蔵の二階」より 著者:宮本百合子
と思ってね、でも念のためだと思って傍へよって見ると、矢張りあなたなんだもの――」
補習科時代からすると、別人のように志野は女らしくなっていた。房々軟かそうな黒褐色....
「鏡の中の月」より 著者:宮本百合子
、上衣をぬいだワイシャツの脇から背が風で白くふくらんだ。率直と闊達、それを山口は
補習学校でも評判のいい女教師である瀧子に対して自分のとりえとして示すのであった。....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
智運童子はこの三吉である。 脩はこの年五月二十九日に単身入京して、六月に飯田町
補習学会|及神田猿楽町|有終学校の英語教師となった。妻子は七月に至って入京した。....
「女性の書く本」より 著者:宮本百合子
のは家事・家政・料理・育児・裁縫・手芸などの本で、それにしろ程度から云うと大体は
補習書めいたものが多い。 これらの状態を、ひとめでわかる統計図にして、今日の日....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
とか、色々の難関が待ち受けている。一寸は実行出来ないプランであるらしい。 実業
補習学校と青年訓練所とを一緒にしようという「青年学校」案を、××××に一蹴された....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
要とす。 一、辞書竝百科辞典の編纂 国民教育を終了せる少年がよってもって教育を
補習継続し得べき完全なる辞書を有せざるは、単に教育の能率を低減する所以なるのみな....
「読書遍歴」より 著者:三木清
。雑誌というものを初めて見たのは六年生の時であったと思う。中学の受験準備のための
補習の時間に一緒になった村の医者の子供が博文館の『日本少年』を持ってきたので、そ....
「環礁」より 著者:中島敦
う島のごく近くまでついて来た。 島へ上って見ると、ちょうど、ジャボール公学絞の
補習科の生徒がコプラの採取作業をやっている。増産運動の一つなのだ。島内を一巡して....