»
製作者
「製作者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
製作者の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は判らなかった。 勿論これほどの雪達磨が自然に湧き出してくる筈はない。必ずその
製作者はどこにか潜んでいるには相違ないのであるが、こうなっては誰も名乗って出るも....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
リカ・インディアンもまた動物も自分らの同輩のように考えているのである。一体世界の
製作者というのは、きまって土か泥を手近に備えていたもののようである。通例地は水か....
「映画と癩の問題」より 著者:伊丹万作
現在東京の銭湯に通っている癩患者は推定八十人もいるそうだが、政府の役人も、映画
製作者も、観客もそのような現実に背を向けて夢のように美しい癩の映画を見て泣いてい....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
を持つ鳥の自由と、深秘を体得した神人の霊性とを兼ねそなえたようなのがその天狗だ。
製作者はまたその面に男女両性を与え、山嶽的な風貌をも付け添えてある。たとえば、杉....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
、その寄附金を集むべく種々奔走の結果、予定の二千円のやっと半額程度しか集まらず、
製作者津上氏が自弁していた銅像建設の実費を弁償し得た以上には、ほとんど謝礼らしい....
「金属人間」より 著者:海野十三
ってからの、いきさつを説明した。そして、 「……そういうわけで、怪人Qは、それの
製作者であるところの針目博士の手で、あのとおり焼きすてられたのです。どうか、くわ....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
たのは如何にも遺憾である。 郷土的な趣味や雅致あるものも、購買者が少なければ、
製作者もこれに依って生活が出来ぬという経済的原因に支配されて、保存さるべきものが....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
詞を理解するのに参考となるだろう。目次に、「長皇子御歌」と「御」のあるのは、目次
製作者の筆で、歌の方には無かったものであろう。 巻第二 ○....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
面はまばゆいほどに輝いていて、年を経たがために傷んでいる所もなく、すべての部分が
製作者から新しく受け取ったと同様に、清らかに整っているのである。彼はまず主人にむ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
です。故渡辺海旭師にお願いして厳粛に開眼の式を行い、供養をしました。供養の時には
製作者青圃氏と令兄青坡氏、相馬家一同列席し、大導師渡辺師はじつに敬虔なる態度をも....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
ば、物語の作者、今日でいう小説家、或は画家、建築家、音楽の作曲家、そういう芸術の
製作者達は自分の作品を通じてのみ一般公衆に見えているので、自分の姿をみせていない....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
ただ店を保護するためである。それで、利益があれば作家へも上げますし、また、賞は、
製作者の名前で貰うことにします。自分の利益は平日の店にあるので……云々。ついては....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
を業とすることから考えると、朝鮮から来たこれらの徒の製作したものであるから、その
製作者の名を取ってこれをクグツと呼び、後にはその様に作られたものを一般的にクグツ....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
ら出るものには非常に精好なものが多いのであります。中にも土器の如きは、今日の陶器
製作者でも容易に真似の出来ぬ様な、意匠の豊富な、技術の優秀なものが多く、ひとり実....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、まだ子供だのに、永遠な旋律が体の
節々を循っている、あらゆる美なるものの未来の
製作者だと云うことを、もう知らせて、その振を見せて立ち振舞っている。
今にお前方....