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製出
「製出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
製出の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
「工夫のふかき男」が種々の改良農具「こまざらへ」「後家倒し」「打綿の唐品」などを
製出した話、蓮の葉で味噌を包む新案、「行水舟」「刻昆布」「ちやんぬりの油土器」「....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
るとは、けだしその主なるものなるべきなり。しかしてその不斉一その粗悪なるは、その
製出者と営業者とに徳義心を欠くが故なりというも可《か》なり、鑑《かんが》みざるべ....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
のでありますが、今日では九州の三池炭山やその他等においてはコールタールから染料を
製出して、従来独逸から輸入されていた数千万円の染料を防ぎ止めるだろうと云われて居....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
が設立せられ、この球根を集め砕《くだ》きそれを製しているが、白色無毒な良好澱粉が
製出せられ、食用に供《きょう》せられる。元来《がんらい》、この球根にはリコリンと....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
細いね。食品製造に従事するものは奮《ふるっ》て天下のために衛生上の良品をドシドシ
製出すべしだ」と夢中になりて火鉢の上を顧《かえり》みず。妻君が勝手より出で来り「....
「素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
るものではない。誰かが製作するところのものである。ここにおいて作家なくして名品の
製出を夢見る各家はいかなる常識をもって起案し、いかなる算用をもって結果を望んでい....