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「褒む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

褒むの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
マクシム・ゴーリキイの発展の特質」より 著者:宮本百合子
合、ゴーリキイが作家の価値及び一般急進的インテリゲンツィアの任務に加えた評価は、褒むべきであったが、彼のその気持は一九一七年の一大画期に於て、再びレーニンと対立....
概念と心其もの」より 著者:宮本百合子
と思わずにはいられない。 ひとむきは決して悪くはないであろう。しとやかな謙譲は褒むべき事であろう。何物にも我を乱さない態度は立派である。けれども何より私共が忘....
C先生への手紙」より 著者:宮本百合子
そして店番の男を有頂天に致しますでしょう。が、其丈でございます。彼女等は決して、褒むべきものと買うべきものとを混同しない丈の確っかりさを持って居るのでございます....
パルテノン」より 著者:野上豊一郎
ロード・エルジンが運び出した。バイロンを憤慨させたのはその時のことだった。それが褒むべき行為であったかどうかは別として、とにかく私たちはルーヴルとブリティシュ・....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
るが、それらの物を贈ってまでも、ご奉公いたしたいという志は、お上に忠と申すもの、褒むべき儀にございますよ」 「御意、ごもっともに存じます。志の厚薄は、音物の額と....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
けぬ。 あはれ、始て聞きつる反響は消えぬ。 我歎は知らぬ群の耳に入る。 その群の褒むる声さへ我心を傷ましむ。 かつて我歌を楽み聞きし誰彼 猶世にありとも、そは今....