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褒め言葉
「褒め言葉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
褒め言葉の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
を見上げる女主人、立ったまま母親の顔を見ている娘とは、マリア・グレゴーリエヴナの
褒め言葉で、互に、満足の笑顔を交しあった。娘は、ドアのむこうに引こんだ。
「さて....
「少年と海」より 著者:加能作次郎
て来ました。厚い鳥の子紙に、墨色も濃く、難破船を救助したことは奇特の至りだという
褒め言葉が書いてありました。そして終りに××県知事|従五位勲四等△△△△と、その....
「九月の或る日」より 著者:宮本百合子
私共はすぐ前に河を見晴す座敷に通った。 「――よござんすね」 Yは網野さんの
褒め言葉に上機嫌であった。 「いいんですよ。なかなか――こんな工事さえしていなけ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
てくりかえし歎賞した意味が、これで猶よく分っていただけたでしょう。あなたへのみの
褒め言葉と御礼でなく。そういう智恵をもたらすより大きい目的についても。 こうい....
「決闘」より 著者:神西清
してねえ。課目もふえます一方ですし……」 「あら、ママ!」とカーチャは、羞しさと
褒め言葉の中で隠れ場所がなくなって、怨むような声を出した。 ラエーフスキイも通....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
かし又、殆んど表面には何の反感も現わしていない淡々たる語調で)ありがたいが、その
褒め言葉は返上しよう。私はファッショでさえもないからね。せいぜい国際的ルンペン。....