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「褒詞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

褒詞の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
よは「奇特之儀に付構なし」文吉は「仔細無之構なし」と申し渡された。それから筒井の褒詞を受けて酉の下刻に引き取った。 続いて酒井家の大目附から、町奉行の糺明が済....
学生時代」より 著者:幸田露伴
は復文という事をする。それは訳読した漢文を原形に復するので、ノーミステーキの者が褒詞を得る。闘文闘詩が一月に一度か二度ある、先生の講義が一週一二度ある、先ずそん....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
て、其の翌日知行米加増を出したという。此|談《はなし》の最初一度負けたところで、褒詞を左馬允に与えて済ます位のところなら、少し腹の大きい者には出来ることだが、二....
食道楽」より 著者:村井弦斎
いますが、これは林檎をどうしたのです」と段々直接に言葉を交えんとす。お登和はその褒詞《ほうし》食物にありと信じ「それは貴君《あなた》が下宿屋でなさる事も出来ます....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ように聞える。 君には己のこの胸のうちが分かるまいが、 親爺にしろ己にしろ、あの褒詞を受ける程に 働をしてはいないのだ。 親爺は行跡に暗い痕のある学者だった。 ....