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褪せる
「褪せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
褪せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒百合」より 著者:泉鏡花
かの大不平あってしかりしがごとき母親が我慢の角も折れたかして、涙で半襟の紫の色の
褪せるのも、汗で美しい襦袢の汚れるのも厭わず、意とせず、些々たる内職をして苦労を....
「鴨の喜劇」より 著者:井上紅梅
鴨がお玉杓子を食べてしまったことを報告した。 「おや、おや」 小鴨の黄色い毛が
褪せるようになってからエロシンコ君はたちまちロシヤの母親を想い出し、チタに向って....