襲着[語句情報] » 襲着

「襲着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

襲着の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
かりの品のあるお嬢さんが、しっとり寂しいほど、着痩せのした、縞お召に、ゆうぜんの襲着して、藍地糸錦の丸帯。鶸の嘴がちょっと触っても微な菫色の痣になりそうな白玉椿....
血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
れた髪、蒼白な顔、嵐に揉まれる牡丹桜とでも云おうか、友禅の小袖の袖口からは、緋の襲着がこぼれ、半分解けた帯の間からは、身悶えするごとに、鴇色の帯揚げがはみ出し、....