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西する
「西する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「迷信解」より 著者:井上円了
より望むに、日中農夫の糞桶を担ぎ、ひしゃくを手にし、作物の上をも顧みず歩き回り、
西するかと思えばたちまち東し、右にゆくかと思えばまた左にゆき、なにものをか追うも....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
いとな。……したがじゃ。きょうはほかの場合でない。お家の浮沈はこの席で、東するか
西するか、評議一つで定まるのじゃぞ」 「仰せの通りです」 「にも関わらず、なんじ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
そうして樺太蕗。 立ちつづく電柱の薄紫の碍子、針金。 麦粉、乾草を積んで東し
西する荷馬車、また俵のうえに眠ってゆく少年。 ああ、なんだかフイルムで見たエル....