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西の道
「西の道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西の道の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿繊」より 著者:田中貢太郎
繊を可愛がった。阿繊は三郎に頼んでいった。 「兄さんにおっしゃってください。また
西の道を通ることがあっても、私達母子のことを口に出さないようにって。」 三、四....
「古事記」より 著者:太安万侶
但しヒコイマスの王を、日本書紀では、その子丹波のミチヌシの命とし、またキビツ彦を
西の道に遣したとある。―― またこの御世に大彦の命をば越《こし》の道に遣し....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
とをいって、昨日も店でお茶を飲んでゆきました」 「アア。そうか……」 武蔵は、
西の道を振向いた。たった今、別れた人と、いつまた、会う日があるだろうか。 今に....
「三国志」より 著者:吉川英治
如く動いています」 この情報に接した孔明は、 「それは司馬懿は、前に懲りて、隴
西の道をわれに断たれんことをおそれて手配をいそいだものと思わるる。――今、詐って....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
をおびて、先に宗像へ馬を飛ばす。 つづいて、尊氏、直義以下の全員も、寺を出て、
西の道へいそいだ。真夜なか、蔦ヶ|岳をこえて、野坂、許斐へ出る。――と、大宮司|....