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西周
「西周〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西周の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
《なかんずく》泰西法学の輸入および法政学語の翻訳鋳造については、吾人は津田真道、
西周、加藤弘之、箕作麟祥の四先生に負うところが最も多い。津田先生の「泰西国法論」....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
学問に泥《なず》み、「学の蔽」(山鹿素行『聖教要録』)を覚らず、学が「知の戦」(
西周『知論』)であることを忘れるという欠陥が、科学のイデオロギー的性格を忘れたこ....
「繻珍のズボン」より 著者:宮本百合子
会に、明治初年の年表を見ていたらその中に『明六雑誌』というものがあり、福沢諭吉、
西周、加藤弘之、津田真道等という顔ぶれに交って祖父の名が出ていた。『明六雑誌』と....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
というのが千葉の佐倉の堀田の何かひっぱりがあり、脱藩した形式で塾をひらいていて、
西周だの西村の祖父だのが何か習ったらしい。西村の家は堀田ですから。いつかその話が....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
本を一寸見たら、明治七年に日本で殆どはじめて明六社雑誌というのが出て、その同人に
西周、加藤弘之、森有礼その他のうち、西村茂樹が加って居るのを見て面白く思いました....
「金狼」より 著者:久生十蘭
じゃない、関西へ飛んで行ったんだ。……ひとりは今朝捕まったが、共犯の中村はまだ関
西周辺を逃げまわっているというから……」 「……なるほど、そう聞けば尤もらしいと....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
で薨去され、男爵を授けられました。兄が御遺族の嘱託によって、三月から筆を執って『
西周伝』を草し畢ったのはその年の十月中旬です。 西紳六郎氏にお子さんがありませ....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
治初年の思想家で、哲学およびその他精神科学に関係のある主なる人々を挙ぐれば、まず
西周《にしあまね》を筆頭とし、西村茂樹、加藤弘之、外山正一《とやままさかず》、中....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
を抄訳して、これを『心理新説』と題して明治十五年に発行した。心理学の書としては
西周のヘーヴン(Haven)の『心理学』についで、これが第二番目のものであった。....
「日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
て徳川期に於ける朱子学、古学、陽明学などは、最も典型的な士大夫(恐らく古代支那=
西周に於ては君子と共に社会支配の幹部を指す)の政治的にも実践すべき教学であった。....