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西太后
「西太后〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西太后の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
えの紅梅が時々|支那《しな》めいた匂を送って来る。
二人の間の話題は、しばらく
西太后《せいたいこう》で持ち切っていたが、やがてそれが一転して日清《にっしん》戦....
「俗天使」より 著者:太宰治
ル三世は、そのあとは、けさの新聞を読んで下さい。 二、廃船は意外わが贈物、浮ぶ『
西太后の船。』 そもそも北京郊外万寿山々麓の昆明湖、その湖の西北隅、意外や竜が....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ようです。それだけ生活がある。マアこれは風景だ、と云えばそうではありますけれど。
西太后という女のひとの生活力は大したものであったことが今日万寿山を見てもわかるそ....
「北京・青島・村落」より 著者:豊島与志雄
それを支える朱柱朱壁とは、五百年以前から今に至るまで、その勢威を保ち続けている。
西太后の栄華を誇る郊外万寿山の建造も、この勢威のなかでなされているし、欧米資本に....
「白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
ただ持っておればよろしいんですの。歌をうたう時計や、枝から枝へ飛び移る金の鳥が、
西太后の玩具だったとしますれば、新時代の女性の玩具は、拳銃であってもよろしいでし....
「友人」より 著者:上村松園
野小町、清少納言、紫式部、亀遊、税所敦子――そのほかいくらでもある。 楊貴妃、
西太后……数えればきりがない。 心の友は永久に別れることのない友である。 私....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る隙なく宮中に残った数千人のものは日本軍に依って食を与えられた。宮中には光緒帝も
西太后も西巡していて恵妃(同治帝の妃)のみが国璽を守っていたが、柴大人に使を派し....