西安[語句情報] » 西安

「西安〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西安の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
聞を見たか面白いねと云った。 「いやまだだが何んだ。」 と訊き返すと、蒋介石が西安で誘拐されたまま生死不明になったということだった。事件は中国のこととはいえ、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
このことに就いて、先にすでに私は要点だけを述べた。 (一九三六) 10 民衆論西安事変以後の国民政府乃至蒋介石政権は、大体に於て抗日戦線を辿るかのように云われ....
鮭の祟」より 著者:田中貢太郎
う思いつくと、入水する人のすると云うように、穿いていた草履を水際に並べて置いて、西安寺と云う寺のある方へ往ってしまった。 後で眼を覚した女は、売卜者のいないの....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
那統一のとき』When China unites という本があり、近代の推移から西安事件などにもふれているらしい。興味がおありになりそうでしたら、すこしよく調べ....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
変が起き、英、米、仏、独、露、日、墺、伊、八カ国の出兵となり、清国政府は陜西省の西安へ蒙塵したが、昨年の十二月、列国公使会議から十六カ条の要求を含む議定書を突き....
三国志」より 著者:吉川英治
のようであった。 「呉の孫堅が討たれた」 耳から耳へ。 やがて長安(陝西省・西安)の都へその報は旋風のように聞えてきた。 董卓は、手を打って、 「わが病の....
三国志」より 著者:吉川英治
は張済の功を嘉し、張済を驃騎将軍に命じた。 「長安は大廃しました。弘農(陝西省・西安附近)へお遷りあってはいかがです」 張済のすすめに、帝も御心をうごかした。....
三国志」より 著者:吉川英治
西涼の精猛数万、殺到して、ここに、潼関(陝西省)へ攻めかかる。 長安(陝西省・西安)の守将|鍾※は、驚死せんばかりに仰天して、曹操のほうへ、早馬をもって、急を....
三国志」より 著者:吉川英治
かたきに追いまわされ、手も足も出せなかった。 ここは都に遠い斜谷(陝西省漢中と西安との中間)の地。もしこれ以上の大敗を喫して、多くの将士を失うときは、本国まで....
三国志」より 著者:吉川英治
蜀の大軍は、※県、漢中の西)まで進んで出た。ここまで来た時、 「魏は関西の精兵を以て、長安(陝西省・西安)に布陣し、大本営をそこにおいた」 という情報が的確になった。 いわゆる....