西宮[語句情報] »
西宮
「西宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
僕はその一部分より読まなかった。平林初之輔氏も簡単ながら感想を発表した。そのほか
西宮藤朝氏も意見を示したとのことだったが、僕はついにそれを見る機会を持たなかった....
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
、紀州の定右衛門が伜の行末を心配して、気病で亡くなったと云う事を聞いた。それから
西宮、兵庫を経て、播磨国に入り、明石から本国姫路に出て、魚町の旅宿に三日いた。九....
「運命」より 著者:幸田露伴
れ海|湧くの大事を生ぜんとは。 太祖の病は洪武三十一年五月に起りて、同閏五月|
西宮に崩ず。其遺詔こそは感ずべく考うべきこと多けれ。山戦野戦又は水戦、幾度と無く....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
隊長に、諸般の事務を兵庫在留の領事らに、それぞれ依頼すべきことは依頼した。兵庫、
西宮から大坂間の街道筋は、山陰、山陽、西海、東海諸道からの要路に当たって、宿駅人....
「読書法」より 著者:戸坂潤
』のエルネスト・ルナンが一八四八年頃、二十六七歳の若さで書いた本である。翻訳者は
西宮藤朝氏で、氏はたしかブトルーの『自然法則の偶然性』を訳出していたと思う。この....
「仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
。宇田川町とは友達でげすので、まあ宇田川町の尻馬に乗ったようなものでげす。かつは
西宮にそそのかされて雷太郎強悪物語十冊ものを前後二篇、合巻二冊に分けて売り出しや....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
は、「芙蓉モ及バズ美人ノ粧ヒ、水殿風来タッテ珠翠|香シ」と王昌齢が詠ったところの
西宮の睫※を想わせる。 幼い妹の久田姫がこのお部屋も嫌いですのと姉に訴えたのは....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
樹齢はごく内輪に見積っても、まず六千年は請合だと言われている。 私の住んでいる
西宮をあまり離れていない六甲村に、今度天然記念物となった大きな樟樹がある。幹の周....
「馬地獄」より 著者:織田作之助
…あるかもわからぬ遠さにあきれていると、実は、私は和歌山の者ですが、知人を頼って
西宮まで訪ねて行きましたところ、針中野というところへ移転したとかで、
西宮までの電....
「落ちてゆく世界」より 著者:久坂葉子
キャンデーをうりあるくとはりきって、いよいよ、そのアルバイトの初めの日、いさんで
西宮へ出かけた信二郎は、からのキャンデー箱を肩からつけて二三歩あるいたなり、もう....
「今戸心中」より 著者:広津柳浪
お梅どんをじきに知らせて上げたんだよ」 「そう。ありがとう。気休めだともッたら、
西宮さんは実があるよ」 「早く奥へおいでな」と、小万は懐紙で鉄瓶《てつびん》の下....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
油を売る店があった。この店で市中へ撒いた引き札に、古酒一升につき大酒代六十四文、
西宮上酒代七十二文、伊丹
西宮上酒代八十文、池田極上酒代百文、大極上酒代百十六文、....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
れ、吉井良秀氏の「武庫の川千鳥」の説によると、「元禄元年社寺御改御吟味帳」には、
西宮町の分郷「夙」とあるそうである。後にシュクを守具と書きかえ、さらにそれをモリ....
「放免考」より 著者:喜田貞吉
て放免などという忌まわしい名称が、永くその身に付き纏わるべき筈はないのである。「
西宮記」巻廿三臨時十一与奪事の条に、役おわりたる獄囚を放免するの儀を叙して、 勘....
「濫僧考補遺」より 著者:喜田貞吉
じられていた。さればその犯罪処罰の場合にも、その扱いが普通の僧侶とは別であった。
西宮左大臣源高明の「
西宮記」臨時十一に、 歟。 とある。僧の犯罪については「大宝....