西康[語句情報] » 西康

「西康〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西康の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ある。そこは、鳥も峡谷のくらさにあまり飛ばないところ……。そこを、やっと抜けでて西康省に入ればいよいよ崎嶇《きく》をかさねる西域夷蛮地帯《シフアン・テリトリー》....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
空を摩して聳えるヒマラヤ山脈の等高地帯、喜水《キチュ》の渓谷に、西蔵の主都であり西康、青海、蒙古、新彊、露領トルキスタン、裏海沿岸に住む黄ラマ教一千万の信者のメ....
三国志」より 著者:吉川英治
国のメナム河の上流、ビルマのサルウィン河の上流などは、共に遠くその源流を雲南省、西康省、西蔵東麓地方から発して、ちょうど孔明の遠征した当時の蛮界をつらぬいている....