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西廂
「西廂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西廂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「点鬼簿」より 著者:芥川竜之介
ば体も小さい。その又顔はどう云う訳か、少しも生気のない灰色をしている。僕はいつか
西廂記《せいそうき》を読み、土口気泥臭味の語に出合った時に忽《たちま》ち僕の母の....
「森先生」より 著者:芥川竜之介
に小さき令息をのせられつつ、仏蘭西の小説、支那の戯曲の話などせられたり。話の中、
西廂記と琵琶記とを間違え居られし為、先生も時には間違わるる事あるを知り、反って親....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
喚きである。 さえぎる家臣は、見さかいもなく、薙ぎ払われ、蹴仆された。いちど、
西廂から釣殿までを雷鳴のように暴れ廻っていた高時は、やがてまた、とって返して、 ....