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西方
「西方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西方の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
る。朝になると太陽がその東の穴から出てきて、徐々に高く昇ってゆき、天の南を過ぎて
西方の穴へと降ってゆき、そこへ届くのが夜の初めである。夜の間は太陽はこの管の中を....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
仏教から言えは、あれがみんな一つの世界であります。その中には、どれか知れませんが
西方極楽浄土というよい世界があります。もっとよいのがあるかも知れません。その世界....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ス、パタビウス、サンタバルバラの順序を以て、高度七千メートル、時速百八十キロ、略
西方に向けて航空中なり。尚、該隊には、先導偵察機五機、戦闘機十四機を、随行せしめ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
月十日 ◯午後七時半ごろ、警報鳴る。晴夜だ。家族を壕へ入れる。敵は二機だ。帝都の
西方(わが家は帝都西部に位置する)より北方へ抜けたが、また引返してきた。珍しく高....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
ら落ちた血の雫は、こんな処まで続いているじゃないか※ いや、それどころかまだまだ
西方まで続いている様だ。――ひとつ、僕達は、その血の雫の終る処までつけて行って見....
「とむらい機関車」より 著者:大阪圭吉
時間程後にH駅所属の線路工手に依って齎らされました。と言うのはですな、H駅を去る
西方約六|哩、B駅近くの曲線になっている上り線路上に、相当成熟し切ったものらしい....
「三の字旅行会」より 著者:大阪圭吉
娘さんの三つの歳に、可哀相に母親はふとした病気がもとで死んでしまい、娘さんは、関
西方面の、或る慈悲深い人の手に渡って、育てられることになったんですが、ところがこ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
からと言って巻物になっている「目録」を持って来て、僕に写さした。東方の摩利支天、
西方の何とか、南方の何とか、北方の何とか、というようなことがあって、呪文めいた片....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
に通ずる出入口は、たいへん遠いところにあった。それは、地上でいうと、プラチナ市の
西方、三十五キロのサン市という小都会の地下鉄乗降場と、そしてサンサン百貨店とに、....
「迷信解」より 著者:井上円了
時、民間にて評判されし出来事であろう。また、高等の『修身書』に出でたる徳川家康が
西方に向かって出陣せし話は、『草茅危言』に書いてある。藤井懶斎が凶宅に住せし話は....
「西航日録」より 著者:井上円了
さを知った。わが国を後進より救い学問・文化の気運をさかんにしようと願い、ふたたび
西方への航路万里の途についたのであった。) 新橋発車 決意一朝辞帝京、学生千....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
アフリカ・ダーバンより無線電信にて通信あり。午前虹霓を見、午後驟雨来たり。風位は
西方より西南隅に転じたるために、やや冷を覚ゆ。夜に入れば、雲間より半輪の明月を漏....
「古事記」より 著者:太安万侶
ホデミの命でございます。 七、ヒコホホデミの命 海幸《うみさち》と山幸 ――
西方の海岸地帶に傳わつた海神の宮訪問の神話で、異郷説話の一つである。政治的な意味....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
ものらしい。こうなれば長居は無用である。私は早々に礼をいって大連に渡るべく平壤の
西方の港、鎮南浦に向け汽車に乗った。 鎮南浦への汽車の中で、たまたま隣りに座っ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
どと冗談を言うような有様であった。 昭和二年の晩秋、伊勢神宮に参拝のとき、国威
西方に燦然として輝く霊威をうけて帰来。私の最も尊敬する佐伯中佐にお話したところ余....