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西明寺
「西明寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西明寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
撮み入れた。 ……根太の抜けた、荒寺の庫裡に、炉の縁で。…… 三
西明寺――もとこの寺は、松平氏が旧領石州から奉搬の伝来で、土地の町村に檀家がない....
「神鷺之巻」より 著者:泉鏡花
だそうだ、この爺さんは、つい今しがた、この奥州、関屋の在、旧――街道わきの古寺、
西明寺の、見る影もなく荒涼んだ乱塔場で偶然|知己になったので。それから――無住で....
「法然行伝」より 著者:中里介山
して息絶えた。生年七十五。最期の時に紫雲が棚引く等の様々の奇瑞が伝えられている。
西明寺の禅門は武門の賢哲、柳営の指南として重き地位の人であった。若い時分は常に小....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
たむけさせた。 彼の訴えによれば。 つい二、三日前のこと。田楽村の者たちが、
西明寺の三重ノ塔供養へ出かけての帰り途で、藤夜叉にそっくりな女性を、この街道で見....