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西涼
「西涼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西涼の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
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「十二支考」より 著者:南方熊楠
のだろ、支那でも東晋の李嵩涼州に牧だった時、微行すると道側の虎たちまち人に化けて
西涼君と呼んだ、弧《きゆみ》で射ようとすると汝疑うなかれといいながら前《すす》み....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
鼠の加勢で敵に勝った話を出す。『宋高僧伝』一には天宝中西蕃、大石、康の三国の兵が
西涼府《せいりょうふ》を囲む、玄宗、不空三蔵をして祈らしむると、毘沙門の王子、兵....
「三国志」より 著者:吉川英治
者ではなかろうかと見られた。 × × × ここに、
西涼(甘粛省・蘭州)の地にある董卓は、前に黄巾賊の討伐の際、その司令官ぶりは至っ....
「三国志」より 著者:吉川英治
あった。 山陽|鉅鹿の人で李典、字は曼成という者だの――徐州の刺史陶謙だの――
西涼の太守馬騰だの、北平太守の公孫※だの――北海の太守|孔融なんどという大物が、....
「三国志」より 著者:吉川英治
ったく、帝のお頼みをうけて、和睦の勧告に来たのだったが、失敗に終ったのでそこから
西涼へ落ちてしまった。 だが、途々、「大逆無道の李※は、今に天子をも殺しかねな....
「三国志」より 著者:吉川英治
ろう。曹操の武力を侮り、後方に小乱の蜂起するは目に見えている。しかも都の北には、
西涼の憂いがあるし、東には劉表、西には張繍、おのおの、虎視眈々と、この曹操が脚を....
「三国志」より 著者:吉川英治
程なく、曹操の陣中に、誰からともなく、こういう風説が立ち始めた。それは、 「
西涼の馬超が、韓遂と共に、大軍を催して、叛旗をひるがえした。都の留守をうかがって....
「三国志」より 著者:吉川英治
るところだ」と、正直に云った。 「こうなさい――」荀攸は立ちどころに献策した。「
西涼州(甘粛省・陝西奥地一帯)の太守|馬騰をお召しになり、彼の擁している匈奴の猛....
「三国志」より 著者:吉川英治
この前後のことである。地理的にみて、ほとんど、遠い異境の英雄とのみ思われていた
西涼の馬超という名が、忽然とこの蜀にまで聞えてきたのは。 しかも、頻々、早馬の....
「三国志」より 著者:吉川英治
て、かたく人を遠ざけ、次のごとき対策をひそかに奏上した。 「わが蜀の馬超は、もと
西涼の生れで、胡夷の間には、神威天将軍と称えられ、今もって、盛んな声望があります....
「三国志」より 著者:吉川英治
せてみよう」 夏侯楙は、韓徳を呼んだ。これはこんど魏軍が長安を本営としてから、
西涼の※兵八万騎をひきいて、なにか一手勲せんと、参加した外郭軍の大将だった。 「....