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西漸
「西漸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西漸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙爆撃」より 著者:蘭郁二郎
だからボルネオは東印度の、いや世界の暗黒島といわれていた、しかし今度は東亜文化を
西漸せしめなければならん、それには既に敵の手をつけた施設を流用するのもいいが、取....
「比較言語学における統計的研究法の可能性について」より 著者:寺田寅彦
とに少しずつ、だんだんに手近い隣接国民の語彙を瞥見する事になり、それが次第次第に
西漸していわゆる近東から東欧方面までも、きわめて皮相的ながらのぞいて見るような行....
「東西相触れて」より 著者:新渡戸稲造
王の分割により西班牙人は西方を我が領土として進んだがために米国に渡り、その後なお
西漸《せいぜん》して太平洋を横切って比律賓群島に達した。その時、この群島を西ヶ島....
「日本文化の特殊性」より 著者:戸坂潤
外化を意味するとは限らぬ。 すでにヨーロッパ資本制の発芽の初期には、東洋文化の
西漸なるものが屡々行われた。サマルカンドの如きはそうした東西文化の媒介処であった....