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西経
「西経〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西経の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
の無電を現実付けるものが、鯨狼の捕獲位置にあるのです。それが、北緯七十四度八分。
西経……」 と、言いかけたとき、怖ろしいことが起った。とつぜん、窓|硝子がパン....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
ラヘッド、カークウォール、ラス岬、嗚呼《ああ》! 私の今いる所は、南緯十三度、
西経百七十一度。スコットランドとは丁度地球の反対側なのだ。 七 「灯台技師の家」....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
含んだ卵で、「親は自分の老後を養わせむために吾々を生みし者也」と解釈する奴は仏蘭
西経済学博士の輸入卵と思えばいい。「その理由を発見する能わず」と叫ぶ奴はソックリ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ている者は、この広い世界中に、まず五人といないであろう。クロクロ島は、その当時、
西経《せいけい》三十三度、南緯《なんい》三十一度のところに、静かに横たわっていた....
「無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
汽船は、わが信号に応えて、多くの信号旗をあげた。その信号旗の意味をつづると、 「
西経百六十五度、北緯二十五度」 これで、本船のたしかな位置がわかった。 「汝に....
「グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
は私たちに海図を投げてくれながら、自分たちは難船した水夫で、その船は北緯十五度、
西経二十五度の所で沈んだと云えと云った。そうして私たちは綱を切って出発したのであ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
消したという船もあった。しかし本船は、この一夜で航程を終ろうとしていた。それが、
西経一三三度二分、北緯五十二度六分、女王シャーロット島を遠望する海上であった。 ....
「少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
にケンブリジ島をひかえ、北方にマドル島およびチャタム島をのぞんで、南緯五十一度、
西経七十四度三十分のところに一島あるが、これはハノーバル島といわれている。これこ....
「西航日録」より 著者:井上円了
あき丸あきる筈なり とよみたり。十八日にはべーリング海峡の群島を望見し、十九日は
西経より東経に入りたるが故に、一日をむなしくすることとなりて、十八日よりただちに....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、チリ出航以来の最長里程なり。 九日、晴れ。南風強きも波高からず。午後三時半、
西経を出でて東経に入る。これより再び東半球の人となる。 冬暖太平洋上風、納来。 ....