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「西詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

西詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
木犀の香」より 著者:薄田泣菫
つてゐる私は、それを別にいぶかしくも、また物足りなくも思はなかつた。 名高い江西詩社の盟主黄山谷が、初秋のある日晦堂老師を山寺に訪ねたことがあつた。久濶を叙し....
」より 著者:国木田独歩
ばし見とれぬ。枕辺近く取り乱しあるは国々の詩集なり。その一つ開きしままに置かれ、西詩「わが心|高原にあり」ちょう詩のところ出でてその中の 『いざさらば雪を戴く高....
詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
。この幸福な引証すら、不幸な一面を以て触れて来るということは、自余の数千百篇の泰西詩が、われわれにこういう風にしか受け取られていないのだということを示す、最もふ....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
れば陽炎や 名も知らぬ虫の飛ぶを見て ひとり愁ひに沈むかな と言うのがある。西詩《せいし》に多く見るところの、こうした「白愁」というような詩情を、遠く江戸時....