西進[語句情報] »
西進
「西進〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
西進の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
理屈が相手にわかる筈はなし。 ◯きょうの空襲は、先頭編隊が静岡県に入り、それから
西進し、名古屋方面を襲うかのごとく見せておいて、急に反転して東進を開始し、京浜地....
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
突するに至るのは、それこそ歴史上の必然であったわけだ。 今川義元の
西進 群確割拠の戦国時代は一寸見には、徒らに混乱した暗黒時代の様に見られるけれ....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
を匐いだすと、そこに出迎えている常用戦車の中に乗り込み、文字どおり砂塵を蹴たてて
西進し、重工業地帯へ出動するのであった。 そこでは、これまた、得意の絶頂にある....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
の中に隠る。 十五日、晴れ。暁来、驟雨たちまち来たりたちまち晴れ、逆風をきりて
西進す。風力、波動ともに、昨日よりいくぶんか減じたるを覚ゆ。昼間は山影を見ざりし....
「三国志」より 著者:吉川英治
の兵を分ち、明日ともいわず出発させた。驟雨の低雲が曠野を馳せてゆくように、援軍は
西進してたちまち、※軍の大部隊と相対した。 「※軍は驚くべき装備をもっている。あ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
して直義自身は、赤松円心の手勢とがっちりくんで、浜寄りのなぎさと、昆陽方面とから
西進してくる敵へむかって、その陣を扇なりに展いた。――あらゆる形勢、また条件から....
「言語と文化史」より 著者:知里真志保
白老を通って太平洋岸を東進し、日高のシズナイの辺まで行って、あそこで十勝の方から
西進してきた一派と衝突し、そこからサル川沿いに奥地にはいったのが今の日高のサル地....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
打撃甚大で全く積極的行動に出づる気力を失った。 ナポレオンは十七日主力をもって
西進を開始したが、コッリーは退却してタナロ川左岸に陣地を占めた。仏軍はケバ要塞を....