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「要務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

要務の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
呼吸と実験から得た心身強健法とで、漸《ようや》く病気の全快したばかりのところへ、要務が山積しているので、実は徒歩発足地の水戸まで一行を見送り、そこで御免を蒙《こ....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
三丁目→泉岳寺 △四谷三丁目→浜松町 △新宿→荻窪 ◯列車乗車制限(軍公務、緊急要務者以外は乗車券を発売せず) ◯東海道線=東京→小田原 ◯中央線=東京→大月 ....
近時政論考」より 著者:陸羯南
革の害を論じて秩序的進歩を主張し、外政については国権の拡張を後にして通商的交際を要務としたり、けだし破壊と戦乱とは経済世界においてもっとも悪事とするところなれば....
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
して月色のうちをはしる。 旗艦松島の士官次室にては、晩餐とく済みて、副直その他要務を帯びたるは久しき前に出で去りたれど、なお五六人の残れるありて、談まさに興に....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
ルリン大学の教授であったザヴィニーは、これに対して「立法および法学における現時の要務」(Beruf unserer Zeit fuer Gesetzgebung....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
が早かないよ。すこし遅い位いなんだ。尤も相談は前々からやってある。『東京非常変災要務規定』などいうものが、もう三年も前に、東京警備司令部、東京憲兵隊、東京市役所....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
かも政府の頂門に一針を加え、旧弊を除きて民権を恢復《かいふく》せんこと方今至急の要務なるべし。 もとより私立の事業は多端、かつこれを行なう人にもおのおの所長あ....
慶応義塾の記」より 著者:福沢諭吉
国に通ぜしより、我が邦の形勢、ついに一変し、世の士君子、皆かの国の事情に通ずるの要務たるを知り、よって百般の学科、一時に興り、おのおのその学を首唱し、生徒を教育....
旅客機事件」より 著者:大庭武年
。これはD飛行場からの長距離電話。 一、被害者秀岡氏は、取調べの結果、商業上の要務で、現金五万円余を携帯し、至急K市に向う途中であった。(同上電話) ....
寒中滞岳記」より 著者:野中至
くは大に業を海外に営まんと欲するものの如きは、先ずその地の気象を調査すること最大要務なりとす、従て平素より気象なるものに注意し、これが観念を養うを要す、然《しか....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
人だけに、どこか才気|煥発の風がある。それに今度は、難治の京都へ移って、所司代の要務をみることになったので、かれは寝るまもない忙しさに追われながら、一面得意でも....
私本太平記」より 著者:吉川英治
絡時務など、山ほどな用を一おう整理しておき、朝々、ここで主君の胸に訊くのが、彼の要務の一つなのである。 が、今朝はだいぶ遅い。――尊氏の目ざめがである。――お....
私本太平記」より 著者:吉川英治
も一期をかくごしておりまする」 「いや、そちは残れ、あとも大事ぞ。……この蔵帳の要務なども、家職のそちよりほかに預けおく者はない。ともあれ、世も小康と見えたら、....