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要塞地帯
「要塞地帯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
要塞地帯の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
う中学生に刺し殺されたというのであった。 その少年の告白によれば―― 水兵が
要塞地帯の写真をとっていたので、注意すると、水兵は、はじめぎょっとした様子であっ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
な揃っているが、長崎だけがないのだ。ない筈ですよ。私はようやく思いだした。長崎は
要塞地帯だもの、五万分の一が手にはいらぬのは当然だったばかりでなく、通俗な市街図....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
らわしくないようにして置くためだともとれるわ。……それから、もうひとつ。……この
要塞地帯で、わざわざ目立つようなことをするのは、そのゆえに、逆にひとの注意をそら....
「三国志」より 著者:吉川英治
ると、吟味もにわかに柔らいで、 「――ではまず大目に見ておくがここは烽火台もある
要塞地帯じゃ、夜明け早々、潯陽のほうへ船を移せよ」と、ある。 「はいはい。それは....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
君、君。そんな方へ行ってもいいのかい」と、ぼくらは、恐れをなしてしまう。かつての
要塞地帯時代にビクビクさせられた神経が、ひどいもので、まだどこかに残っていたもの....