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要談
「要談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
要談の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
せたまま、餉台に突っ伏して、ぐっすり眠っていた。主人夫婦は電話で呼ばれ、訴訟上の
要談で、弁護士の家へ行っており、婆やは在方の親類に預けてある子供が病気なので、昼....
「心の王者」より 著者:太宰治
羽織って、面会いたしました。お二人とも、なかなかに行儀がよろしく、しかもさっさと
要談をすまし、たちどころに引上げました。 つまり、この新聞に随筆を書けという要....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
おも、さりげなく眼を離さずにいると、そんなこととは知らないから、栄三郎はさっそく
要談にとりかかる。
「用人の白木重兵衛《しらきじゅうべえ》が参るべきところである....
「新女大学」より 著者:福沢諭吉
用い、診察治療の必要に迫れば極内々に患者又は其家人に之を告ぐるのみ。医事に関する
要談の外に、西洋国人の口よりユーテルスの語を聞かんと欲するも決して得べからず。況....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
さい」 「閑山はおらぬ、用とは何だ」 「閑山はおらぬ? そんなわけはありませぬ。
要談の約がありますゆえ、待っておりますはずで――」 「黙れ! おらんからおらんと....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
―首尾よく、大事の試合を仕果した上のはなしに」 角兵衛はいって、ふと、その方の
要談を思い出した。 角兵衛に取っては、相手の武蔵の如きは、巌流に比して、何者で....
「三国志」より 著者:吉川英治
――おう今日は、折角、此方から書面しながら失礼ですが、幕中、折わるく諸将を会して
要談中なので」 「いや、また会いましょう」 韓遂は、気軽に戻った。 この態を....