要項[語句情報] » 要項

「要項〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

要項の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
闘争」より 著者:小酒井不木
に来たのは、警視庁の福間警部だった。僕等にはお馴染の人である。僕は警部から鑑定の要項と一切の事情とをきゝ取って、発掘して運ばれた死体を受取り、福間警部をかえして....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
られている。これらを省略して直ちに第三巻に移ろう。 三 第三巻の要項とするところは、人間精神の本性を論じこれもまた物質的なる元子より成るものであ....
函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
はなりうるかもしれない。このことが火災の損害に対する一般の無関心を説明する一つの要項であるには相違ないのであるが、しかしともかくも日本の国の富が年々二億円ずつ煙....
映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
術として若い芸術であるという事が一つ、それから映画の成立にいろいろなテクニカルな要項が付帯しているために、それに関する知識の程度によって批評家の種類と段階の差別....
天災と国防」より 著者:寺田寅彦
しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増す....
社会時評」より 著者:戸坂潤
に一つの希望を与えることを怠ってはいなかった。例の七項からなる上申書「思想転向の要項」の全文と「緊迫せる海外情勢と日本民族及びその労働者階級」(副題、「戦争及び....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
の社会」の暗黒を貰いて立派に存在している。現に、国際聯盟の「世界悪」退治運動の重要項目の一つに上げられてるくらいで、パンフレットを発行したりして妨止に努めてるけ....
平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
御手紙拝見いろいろと御尽力感謝します。 御申越しの要項は御忘れになってゆかなかったようです。細川氏の原稿は今月中旬までには必ず脱稿....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
ぎぬから、遺漏も多く記憶違いも少なかるまい。しかし大概は余が七十六歳までの経歴の要項を叙し得たと信ずる。 三 文中に現今七十四歳とあるは、談話もしくは修正の当時....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
か考えていなかった、弟を育てて師範学校に入れること。彼女は一人でそうきめていた。要項を調べ、種々聞き合わせ、オリヴィエの意見をも尋ねてみた――が彼はなんの意見も....
次郎物語」より 著者:下村湖人
た。入塾生の大部分は、東京の土をふむのがはじめてであり、それに一人旅が多い。募集要項の末尾に印刷されている道順だけをたよりに、東京駅や、上野駅や、新宿駅の雑踏を....
学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
るに忍びざらしめこれによりて学校に応答せざるべからず。」『師範学校教程図書館管理要項より』 四 図書館を中心とする自学自修主義の学風作興と相待て必要な....
自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
はじめに 次の小文は、昭和十一年の春、長野県砂防協会の第三回総会に招かれたその席上での小講演要項である。会合された方々、すなわち聴講者の内容は県庁内のその方面の方々を初め、....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
日中国交回復、正常化のために国民運動を展開し、もりあげることにいたしました。その要項は、第一、岸政府の政策の全面的転換を実現するためにすべての国民の力を広範に結....
特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
して始めて完全なる融和は望みえられるのである。 ――(下略)―― 右は単にその要項を摘録したに過ぎないのであるから、全文の必要を認められる方があるならば、願わ....