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見ん事
「見ん事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見ん事の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「無惨」より 著者:黒岩涙香
だ仮定説だ事実とは云われぬテ之から未だ「ヴェリフィケーション」(証拠試験)を仕て
見ん事にや(谷)サ夫が生意気だと云うのだ自分で分らぬ癖に人の云う事に批を打たがる....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
し、別に周章《あわ》てるでもなく、
「うむ、執拗《しつ》っこい奴等だな、御蔵前で
見ん事、撒《ま》いてやったと思ったに、し太《ぶと》く跟《つ》けて来やあがったのか....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
きは、そこはさすがに商売柄でありました。
お蘭どのという淫婦に、三百両の金を、
見ん事、飛騨の高山から持ち来たして見せると頑張ったが、ものの見事に破れて、素手で....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
り損いもあろうし、しくじりもあろう。そんなことを怖がって仕事が出来るものか。……
見ん事しくじったら、おれがひとりでひっしょって、坊主になってやるから安心しろ」 ....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
が広重《ひろしげ》と北斎《ほくさい》との江戸名所絵によりて都会とその近郊の風景を
見ん事を冀《こいねが》ひ、鳥居奥村派《とりいおくむらは》の制作によりて衣服の模様....