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見倒し
「見倒し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見倒しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、しかも全身が、猛獣のような虎斑《とらぶち》で彩《いろど》られている。体格はどう
見倒しても確実に、その男の二倍はあるから、体重としても二十貫を下るということはな....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
、斯様なにくすぶって居るが、これを江戸へ持って往って磨いて見ねえ、どんな紙屑買が
見倒しても奥様の価値があるぜ」 宇「へえ成程、いゝ人柄ですねえ」 と思わず宇之....
「女坑主」より 著者:夢野久作
スターから一躍、筑豊の炭坑王と呼ばれた新張|琢磨の第二号に出世し、間もなく一号を
見倒して本妻に直ると、今度は主人琢磨の急死に遭い、そのまま前科者二千余人の元締と....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
」 「お嬢さんのことをいってるんだよ、」 「はあ、問屋か。そう屑問屋か。道理こそ
見倒しやがって。日本一のお嬢さんを妾なんぞにしやあがって、冥利を知れやい。べらぼ....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
を書くのですかと訊き返すと、劇場の方でもそのために君たちを招待するのだから、ただ
見倒しちゃいけない、何か書いてやり給えと渡辺君は笑いながら言った。そうして、長い....