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「見兼ねる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見兼ねるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
物を着せてくれと頼んだ」 「そりゃ、頼まれずとも、人様の裸になっているのを見るに見兼ねるのがピグミーの気性でしてね、やっぱり一走り行って来ますよ、それに越したこ....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
なしに、朝から晩まで、お雪さんを苛めるんだってね。今まで苛めていた継母さえ見るに見兼ねると云うんだから酷いではないか。ねえ、姉さん。 それに、はじめお雪さんを....
障子の落書」より 著者:寺田寅彦
身一つで病人の看護もせねばならず世話のやける姪をかかえて家内の用もせねばならず、見兼ねるような窮境を郷里に報じてやっても近親の者等は案外冷淡で、手紙ではいろいろ....
唇草」より 著者:岡本かの子
手紙には、こう書いてあった。 「やっぱり来て仕舞いましたよ。だってあんまり見るに見兼ねるんだもの。伯父さんには自然と知れるまで黙ってて下さい。この位のことはして....