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見初める
「見初める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
年前の無生代に、同じ仲間の無数の微生物と一緒に、生暖かい水の中を浮游している夢を
見初める。その無数とも、無限とも数え切れない微生物の大群の一粒一粒には、その透明....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
を沈んでゆく。 山上の廻遊道路は、ぼくらにさえ、歩くによい。林間に、もう夕雲を
見初める。四国連山や西海岸の線は赤々と冬靄のうちだった。みな黙りっ子になる。大股....