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「見取〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見取の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
星座」より 著者:有島武郎
材料ができるほど稀薄《きはく》なものだった。自然科学の研究なども、プレパラートと見取り図とを作ることに彼は不器用だったが、それさえ除けば、あまり分りきった事実の....
失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
。院長と河竹医学士とどちらが先でしたか」 「院長の方です」 といって、杏丸は、見取図を認めた紙片を取り出し、法水に与えてから、 「院長は相当時期の進んだ結核患....
省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
」 「ハァ、それはこうなんです」と彼は、係官の前の小机の上に、線路図や、電車内の見取図を拡げて、彼が乗客の注意で、殺人の現場にかけつけてのちに見た事柄や、乗客か....
爬虫館事件」より 著者:海野十三
と、こんな工合です」 そういって西郷理学士は、鉛筆をとりあげると、爬虫館附近の見取図を描いてみせた。 「この二十間の空地には何もありませんか」 「いえ、桐の木....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
ねた。 「御主人の屍体は、ヨットの中にありましたか?」 すると夫人は私の顔色を見取ってか、急に不審気なおどおどした調子で答えた。 「いいえ、船尾の浮袋へ、差通....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
道半径を描くと、その中では、他殺のあらゆる証跡が消えてしまうのです」と法水は室の見取図に、別図のような二重の半円を描いてから、 「ところで、その前にぜひ知って....
地獄の使者」より 著者:海野十三
ていたんですが、部屋の中が暗いものですからさっき私が開放させたのです。しかし現場見取図や写真などには、ちゃんとカーテンが閉っているところが記録してあります。ただ....
鬼仏洞事件」より 著者:海野十三
見取図 鬼仏洞の秘密を探れ! 特務機関から命ぜられた大陸に於けるこの最後の仕....
怨霊借用」より 著者:泉鏡花
は大違い、粒の揃った百幾顆の、皆真珠であった。 姉娘に養子が出来て、養子の魂を見取ってからは、いきぬきに、時々伊豆の湯治に出掛けた。――この温泉旅館の井菊屋と....
壁の眼の怪」より 著者:江見水蔭
った。いずれも貴重なる参考物なので、念入りに国手は調べ出した。 「この間に近所の見取絵を作りとう御座りまする。暫時失礼致しまする」 「ああ、それは宜しかろう」 ....
河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
す。ここで呼立てるのも失礼だと思いますから、入った高縁の処、畳数を向うへ長く縦に見取って、奥の方へ、御免下さい、願います、願います、とやったが一向に通じない。弱....
白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
と、遠くを見ることで、汽車が停まっていてはあまりよく見えない。仕切りのあるのは、見取枠から見たように、図の散漫を防ぐ。速かに走るために、いつも主要ものばかり目に....
随想」より 著者:上村松園
たが、ここには京中の各派の社中の方々が思い思いの出品もされ、私もそのいいのをよく見取りもさせて貰った。ほんとうに楽しんで面白く、和気靄々裡に一日を過ごすといった....
審判」より 著者:カフカフランツ
しい、遠慮のないやつらだ!」と、部屋のほうに振返りながら、Kは言った。Kが横眼で見取ったところでは、監督もおそらく彼の言うことに同感だったらしかった。しかしまた....
民族の感歎」より 著者:折口信夫
ほかに学問や歌に対する手柄はいろいろあるが、この一つは、よく我々の同時代人には、見取っておいてほしいものである。 我々の次々の時代には、もうどういう風に、歌の....