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見咎める
「見咎める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見咎めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
ば紅木大臣を初め家の者は明日《あす》のお目見得に来ないであろう。そうすれば自分を
見咎めるものは一人もあるまいから、安心して女王になる事が出来る。それからあとは青....
「阿亀」より 著者:豊島与志雄
りも絶えてしまったその往来を、犬のようにうそうそ歩いてるので、通りがかりの巡査が
見咎めると、伊坂の答えが振っていた。実はこのカフェーに、自分の遠縁に当る女給がい....
「平家蟹」より 著者:岡本綺堂
る。下のかたの木かげより雨月再びうかがい出で、垣の外にひざまずきて合掌す。玉虫は
見咎める。) 玉虫 そこにいるは誰じゃ。 雨月 (しずかに。)わたくしでござりま....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
木枯しに吹き消されたらしく、暗いなかを探るように出てゆく二人の女のうしろ姿を誰も
見咎める者はなかった。 眇目の男 小坂部と侍従と采女と、三人はあとさきにつなが....