見晴し台[語句情報] » 見晴し台

「見晴し台〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見晴し台の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伸子」より 著者:宮本百合子
夏休みしかないんだから、むろん、したいことはいくらもありましたよ」 散歩して、見晴し台へ行って見ると、射的場の前に、若者が群って笑い興じていた。自然石の涼台に....
「伸子」創作メモ(二)」より 著者:宮本百合子
。「ここだけの金を払ってるんだから動く必要はない、どうせあとに人が入るのだろう」見晴し台での話、 「夏じゅう、すっかり、旅行で費してしまう。――自分のた....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ぽうずがし》へいっぱいにひろがって、五階とか六階とかになっているその上に、素敵な見晴し台があるんだそうですから」 「うむ」 「それに、その見晴し台には、舶来の正....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
出る。 四天門を出てから、歩くにしかずと気を持ち直した。歩いていればやや暖い。見晴し台に出る。そこの茶店から望まれる遠い高松市はもう街の灯だった。小松原の坦道....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
らしい敷物にするらしいのであった。ホテルの庭の南に向いた岡の端は、石を欄干にした見晴し台になっていて、そこにはささやかなる泉があった。それとは直角に七葉樹の並木....