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「見神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見神の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
藁草履」より 著者:島崎藤村
す。白、紫、赤などは、さして恐るべき敵とも見えませんのでした。源は青です。樺は一見神経質らしい、それでいやに沈着《おちつ》きすました若い男で、馬も敏捷《びんしょ....
善の研究」より 著者:西田幾多郎
における画家の精神の如くに活躍し、直接経験の事実として感ぜられるのである。これを見神の事実というのである。 上来述べたる所を以て見ると、神は実在統一の根本と....
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
た。 「おまえはだれの娘か」とおたずねになりますと、その女の人は、 「私は大山津見神の娘の木色咲耶媛と申す者でございます」とお答え申しました。 「そちにはきょう....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
て来たと見え、ある雑誌に君が出家の感想を見たが、やがて君が死去の報は伝えられた。見神の一義に君は到頭精力を傾注せずに居られなくなったのである。而して生涯の大事、....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
目があると考え勝ちなのは、合理的な根拠のある場合を他にすれば、恐らく民間療法が一見神聖味が乏しくて安いと想像されることが、知らず知らずに彼等の意識に反映する結果....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
望みたくなります。パウロのダマスコ途上の経験や、フランシスのきいた神の声や梁川の見神の実験のような宗教的意識の体験、それは官覚的ではないけれど、官覚よりも鮮明直....
霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
し世の煩いを離れたる時、人は初めてその本体に帰る。本体に帰りたる人は自己の心霊を見神を見、向上の奮闘に思い至る。かの芸術が真義愛荘の高き理想を対象として「人生」....