見繕い[語句情報] »
見繕い
「見繕い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見繕いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
むように引擦って、 「憚んながらこう見えても、余所行きの情婦があるぜ。待合へ来て
見繕いで拵えるような、べらぼうな長生をするもんかい。 おう、八丁堀のめの字が来....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
ゃんですの。」 庸三も笑っていたが、あらためて平田青年をも紹介して、食べものの
見繕いを頼んでから、風呂へ入った。 庸三はどこかこの同じ川筋の上流の家で、葉子....
「古き小画」より 著者:宮本百合子
は、近いうちにチンディーの宝石売が来るという噂を伝えた。 「母上にも何かよいのを
見繕いましょう。この前はいつ来たぎりか、もう二年ほどになりますね。美しい紅色の瑪....
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
五 出て行け、出て行け。(と異口同音。) 晃 お百合|行こう。――(そのいそいそ
見繕いするを見て)支度が要るか、跣足で来い。茨の路は負って通る。(と手を引く。)....