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見聞
「見聞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
見聞の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
気質、燕山楚水《えんざんそすい》、蘇浙小観《そせつしょうかん》、北清《ほくしん》
見聞録、長江《ちょうこう》十年、観光紀游、征塵録《せいじんろく》、満洲、巴蜀《は....
「或る女」より 著者:有島武郎
ま》のような大きな男が親しみやすい遊び相手と見て取ったらしい。貞世がその日学校で
見聞きして来た事などを例のとおり残らず姉に報告しようと、なんでも構わず、なんでも....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
のいろいろな興味ある事柄の話を聞いた。このようにして私の知り得たすべてを私自身に
見聞したことのような体裁で記述してみようと思う。』『このように大きな質量を有し、....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
人間には思い及ばぬことである。純学術的問題でさえ、理論闘争で解決し難い場面を時々
見聞する。絶大な支配力のない限り、政治経済等に関する現実問題は、単なる道義観や理....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
のまま手足で、二つ蜻蛉が何とかですもの。」 「一体また二つの蜻蛉がなぜ変だろう。
見聞が狭い、知らないんだよ。土地の人は――そういう私だって、近頃まで、つい気がつ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
するんだから、考えたんだよ。 (――これ皆、中洲を伺い、三崎町を覗く、荷高似内の
見聞して報ずるところさ。) ところで、青麟――青麟と中洲の関係は、はじめ、ただ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
私の通信は、主に私がこちらの世界へ引移ってからの経験……つまり幽界の生活、修行、
見聞、感想と言ったような事柄に力を入れて見たいのでございます。又それがこの道にた....
「亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
いだのか、多く見、多く聞き、多く楽しむという性格に恵まれて、江戸の事も比較的多く
見聞きし得たのである。それもただ自らプレイする気持だけで、後世に語り伝えようと思....
「我が宗教観」より 著者:淡島寒月
は総て禅味が加わっていた事は確かでした。 私も父の子故、知らず識らず禅や達磨を
見聞していましたが、自分はハイカラの方だったので基督教が珍らしくもあったし、日本....
「映画と音楽」より 著者:伊丹万作
に映画に必要なものであるだろうか。 だれかそれについて考えた人があつたか。私の
見聞の範囲ではそういうばからしいことを考える人はだれもなかつたようである。 た....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
た。これを見ると、デビーの友人の事から、旅行中の研究もわかり、これに処々の風景や
見聞録を混じているので、非常に面白い。 ファラデーはロンドンに育ったから、市外....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
へ出たとなると、忍びで乗込んだようで、私には目新しい事も多いのであるが、旅さきの
見聞を記すのがこの篇の目当ではない。 件の傘に開けた辻で――昨夕、その時電車を....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
国の諸品諸物を見て曰く、これ英国人民の学校なり。人民この館を一見するときは、その
見聞を広くし、その知識を進むること、ほとんど計るべからざるなり。今日、英国人民の....
「西航日録」より 著者:井上円了
余、欧米の社会を見ざること、ここに十有五年なり。今や再びロンドンに遊び、日夜
見聞するところ、大いに余を奮起せしめてやまざるなり。よって所感を賦す。 欲使国光....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
からざるも、諺に「百聞一見にしかず」というが、余は「百読一見にしかず」と思い実地
見聞の必要を認め、にわかに旅装を整え、まず豪州に向かいて発程す。本邦を去るに臨み....