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「見舞品〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

見舞品の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明暗」より 著者:夏目漱石
川夫人の名を利用したのは、すでに万一を顧慮したからであった。夫人とそうして彼女の見舞品、この二つは、それを届ける津田に対して、清子の束縛を解《と》く好い方便に違....
海底都市」より 著者:海野十三
》し、そして今後は大いに気をつけること、またこれまでの被害については、ある程度の見舞品を贈ることを答えた。 魚人たちの側では、それだけではあきたらないと述べ、....
平野義太郎宛書簡」より 著者:野呂栄太郎
御手紙ありがたく拝見|仕《つかまつ》りました。結構なる御見舞品まで賜《たま》わり御厚情の程感謝申し上げます。早速いただきましたが風味もよ....
かの女の朝」より 著者:岡本かの子
で頭の鋭い正直な男子だった。)そしてやっぱり一人息子にぞっこんな主人逸作への良き見舞品となる息子の手紙は、いつも彼女は自分が先きに破るのだった。 ――あら竹越....
母の手毬歌」より 著者:柳田国男
、中国地方の西北海岸や、九州の南部から島々にかけて、ケンズイというのは親類からの見舞品で、主として大病人のあるときとか、家の普請に大工職人のはいっているときとか....