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規則書
「規則書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
規則書の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星座」より 著者:有島武郎
履ははかなくともいいが袴ははかなければいかんといやがる。けれどもだ、袴をはけとは
規則書に書いてないから勝手じゃないかと俺はいうた。足の裏はもとより丈夫だが、脛っ....
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
物理学校の前を通り掛《かか》ったら生徒募集の広告が出ていたから、何も縁だと思って
規則書をもらってすぐ入学の手続きをしてしまった。今考えるとこれも親譲りの無鉄砲か....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
。 が、東京に着くとフランス語のある中学校の、学習院と暁星中学校と成城学校との
規則書を貰うことは忘れなかった。そして別に『東京遊学案内』という本をも買った。 ....
「学生時代」より 著者:幸田露伴
か紹介者が有ればそれで宜しいので、其の頃でも英学や数学の方の私塾はやや営業的で、
規則書が有り、月謝束修の制度も整然と立って居たのですが、漢学の方などはまだ古風な....
「足迹」より 著者:徳田秋声
張られたりした。毎日寄って来る人たちは、店にならべた椅子|卓子によって、趣意書や
規則書のような刷り物の原稿を書いたり、基金や会員募集の方法を講じたりした。基金は....
「七階の住人」より 著者:宮本百合子
んぞちっとも分ってはいないんですよ。寄宿舎から、学校、学校から寄宿舎、ね。活きた
規則書というばかり!」 伸子は、襟《カラー》をつけ終った服に着かえ、鏡台の前で....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
家から今の学校に通ったらよかろう。僕はその学校の性質をよく知らぬから、こんどその
規則書を手紙の中に入れて送ってくれ。また、勇の今後の希望なども知らしてくれ。これ....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
庫事業を補助することとせり。毎函三十冊をもって一文庫となし、一文庫ごとに、目録、
規則書、貸付帳等を納め、一ヶ年一ドルの手数料を徴し、中央部より地方借受組合に送致....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
たのであった。 そこで、組長、副組長は谷中派の大将株の両名がなることになって、
規則書が出来上がったのである。ところが、それを見ると、親方の方の都合の好いような....
「寒中滞岳記」より 著者:野中至
象会の目的|並《ならび》にその事務の大要は載《の》せて前段の主趣|并《ならび》に
規則書等に詳《つまびら》かなり。....