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規模
「規模〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
規模の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
ます通り、若殿様が若王子《にゃくおうじ》に御造りになった竜田《たつた》の院は、御
規模こそ小そうございますが、菅相丞《かんしょうじょう》の御歌をそのままな、紅葉《....
「或る女」より 著者:有島武郎
る風の寒さを感じました。ハミルトン氏の用というのは来年セントルイスに開催される大
規模な博覧会の協議のため急にそこに赴《おもむ》くようになったから同行しろというの....
「星座」より 著者:有島武郎
下級官吏の住居として建てられた四戸の棟割長屋ではあるが、亜米利加《アメリカ》風の
規模と豊富だった木材とがその長屋を巌丈《がんじょう》な丈け高い南京|下見《したみ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
る吾人の観照が、野蛮な自然民の当初の幼稚なまとまらない考え方から出発して現代の大
規模な思想の殿堂に到達するまでに経由してきた道程について、多少の概念を得ることは....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
とるものと判断されるに至ったことが、この方面への兵力増加の原因であります。また大
規模な迂回作戦を不徹底ならしめたのは、モルトケ大将が、シュリーフェン元帥の計画で....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
とく、プロレタリア、つまり職業勞働者の獨裁をも許し得ざるものである。 第二。大
規模な事業で、國民全体の生活に密接なる関係あり、經營の比較的安定せるものは逐次組....
「春昼」より 著者:泉鏡花
。 停車場の新築|開き。」 如何にも一月ばかり以前から取沙汰した今日は当日。
規模を大きく、建直した落成式、停車場に舞台がかかる、東京から俳優が来る、村のもの....
「映画の普及力とは」より 著者:伊丹万作
た。 本願寺は寺であるが、いわゆる寺ではない。試みにその事務所をのぞいてみよ。
規模からいつて大都会の市役所くらいはある。なぜこんなことを知つているかというと、....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
ない。 件の傘に開けた辻で――昨夕、その時電車を下りて、賑かな、町筋を歩行く。
規模は小さくっても、電燈も店飾も、さすがに地方での都会であったが、ちょっと曲角が....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
来の特色を発揮しようと思っている。往年外遊の際、レクラム会社を見学してその事業的
規模の大なるには驚いたが、編集態度においては岩波文庫が、その先蹤たるレクラム文庫....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
シナ人は悠々緩々として小事に驚かず、細行を顧みず、事情に迂闊なるの弊あるも、また
規模の遠大なるの長所あり。これ、あたかも黄河の悠然として流れ、泰山の居然として動....
「西航日録」より 著者:井上円了
かわりし地にて見ると思へば また一日、英国中の鉱泉場なるハロゲートに遊び、その
規模の大なる、結構の盛んなるを見て、 此地見ては磯部を談る勇気なし わが磯部の....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
にありて、丘陵にまたがり、海湾を抱き、風色に富みたる良港なり。湾形はシドニーを小
規模にしたるものにして、わが長崎港に類似す。背後の高山は大岩石、中空にかかり、一....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
いう人は、そこに行くと何といっても面白いものを持っていたようだ。あの必要以上に大
規模と見える市街市街の設計でも一斑を知ることか出来るが、米国風の大農具を用いて片....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
術の進歩を基礎として変化して来た。また国軍が逐次増加し、それに伴ってその編制も大
規模化されて来た。こういうものは一定方向に対し不断の進歩をして来ているのである。....