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規範的
「規範的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
規範的の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
品の裁判官であってはならないということが、今日のクリティシズムの常識である。文章
規範的なものは文章の参考とはなっても、勿論今日、文章を裁くことは出来ない。元来ク....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
う物質的存在の存在上の矛盾は、論理的矛盾にまで翻訳され転化され反映されて初めて、
規範的性質を帯びることが出来、初めて虚偽ともなることが出来るわけなのだ。――だか....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
のは平均値的だとは云えまい。実はノルマルというのは、普通ということは、ノルム的、
規範的ということなしには考えられないので、つまり、健康とか健全とかいうのは、普通....
「物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
来る。然るに範疇とは人も云うように認識の規範ということに外ならない。形式的直観は
規範的でなければならぬ。カントが空間に認めたアプリオリとは実はこの規範性に外なら....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
批判し、かつそれによって鑑賞したため、自然蕪村の本質が、彼らのいわゆる写生主義の
規範的俳人と目されたのである。 今や蕪村の俳句は、改めてまた鑑賞され、新しくま....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
が必要であるという風に解するか、小林氏のように、「或る古典的作品が示す及びがたい
規範的性格とは取りもなおさず、僕等が眺める当の作品を原因とする憧憬の産物に他なら....