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視感
「視感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
視感の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「芝刈り」より 著者:寺田寅彦
的の動作に過ぎないか、あるいは非常に短い記憶しか持っていないのだろうか。……魚の
視感を研究した人の話によると海中で威嚇された魚はわずかに数尺逃げのびると、もうす....
「物理学と感覚」より 著者:寺田寅彦
性に訴えて描き出す幾何的の空間、至るところ均等で等向的な性質を備えた空間は吾人の
視感に直接訴える空間とは恐ろしくかけ離れたものである。
視感的空間では仰向きの茶わ....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
の次に「新畳《あらだたみ》敷きならしたる月影に」の句がある。ここでも月下の新畳と
視感ないし触感的な立場から見て油との連想的関係があるかないかという問題も起こし得....
「妖怪学」より 著者:井上円了
び、冷水を入れたる鉄瓶に足の触るるありて、氷雪を踏みし夢を結ぶ等なり。 また、
視感によりて夢を結ぶことあり。ある人、夢に極楽に遊び、四面光明|赫々たるを見、驚....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
び、冷水を入れたる鉄瓶に足の触るるありて、氷雪を踏みし夢を結ぶ等なり。 ○また、
視感によりて夢を結ぶことあり。ある人、夢に極楽に遊び、四面光明|赫々たるを見、驚....
「それから」より 著者:夏目漱石
様に、この間の小切手の礼を述べ出した。その時何だか少し頬を赤くした様に思われた。
視感の鋭敏な代助にはそれが善く分った。彼はそれを、貸借に関した羞耻《しゅうち》の....