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覚え帳
「覚え帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
覚え帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
三役の事務を処理して行くことであった。寿平次の部屋には、先代からつけて来たという
覚え帳がある。諸大名宿泊のおりの人数、旅籠賃から、入り用の風呂何本、火鉢何個、燭....
「西瓜」より 著者:岡本綺堂
イッチをひねって、小さい食卓の上でその第一冊から読みはじめた。 随筆というか、
覚え帳というか、そのなかには種々雑多の事件が書き込まれていて、和歌や俳諧の風流な....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
とで、疎密繁閑取り取りですから、その辺はそのつもりでお聞き下さい。とにかく、私の
覚え帳に名前の乗ってるだけの弟子の数も五、六十名に達することで、一わたり、ざっと....