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「親任〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

親任の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
の杜光庭であります。杜光庭は方士で、学者で、唐の末から五代に流れ込み、蜀王の昶に親任された人物です。申すまでもなく、この時代の蜀は正統ではありません、乱世に乗じ....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
綜していたことを忘れてはならない。その中にあって、京都の守護をもって任じ、帝の御親任も厚かった会津が、次第に長州と相対峙する形勢にあったことを忘れてはならない。....
だいこん」より 著者:久生十蘭
ヴニール》に身体の中に保存している公然の平和主義者、七十七歳の鈴木さんを首相にご親任になったのは、軍部の朋党組織にたいするあの方の無言の宣戦布告で、そのとき鈴木....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
するところのものは、帝権の最も隆盛であったかの奈良朝時代において、いかに天皇の御親任が厚く、また天皇が当時出家の天子にておわしたと云え、何ら皇室に因縁のない臣民....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
そのために随分金が沢山かかる。そういうようなところに多く用いられて居る。それから親任、勅任及びそれ以下の官吏にやはり年俸を与えるです。その金は僅かなもので、総理....
ワーニャ伯父さん」より 著者:神西清
官費で勉強させてもらって、まんまと博士号だの教授の椅子だのにありついてさ、やがて親任官に成りあがった挙句に、枢密院議員のむこさんに納まった、等々といった次第だか....