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親善
「親善〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
親善の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青服の男」より 著者:甲賀三郎
のハンディキャップも確立するし、国技として外国に紹介するには最もいゝ競技で、国際
親善の為に大いに発展させるべきものだといいましてね、その連盟とかに金を出せという....
「惜別」より 著者:太宰治
な事が書かれているのですね、それで私は、この話をうちの新聞の正月の初刷りに、日支
親善の美談、とでも言ったような記事にして発表しようと思っているのですがね、ちょう....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
くなった。 「わははは。これはいいおもてなしを受けたもんだ。稲妻のごちそうとは、
親善の客にたいして無礼きわまる」 電波が発射されるまえに、三根夫が大放電のスイ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
望したのだが、併し雨降って地固るの喩えもある通り、外務省式の二階から目薬的な日支
親善の代りに、北支事件の結果成功しそうに見えたものは、もっと手近かの「北支経済援....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
望したのだが、併し雨降って地固るの喩えもある通り、外務省式の二階から目薬的な日支
親善の代りに、北支事件の結果成功しそうに見えるものは、もっと手近かの「北支経済援....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
、石井大使がポアンカレを訪うて懇談したことをも報じている。そして、仏国は日本とは
親善の間柄ではあるが、この問題に就いては不干の状態に処るだろうということが付加え....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
、一言申しておきたいことは、小生の受けた名誉を感謝いたしたく、となり合う両国民の
親善関係をふかめる一助として、庭のすみに郵便局をつくったことであります。もとはつ....
「新たな世界主義」より 著者:豊島与志雄
いのだ。過去にこだわらず、新らしい時代のために提携しなければならない。 両国の
親善提携については、これを望む声が中国に高いと聞く。新らしい日本は固よりそれを希....
「カストリ社事件」より 著者:坂口安吾
分、おくれても、いかんぞ」 一同を睨みまわして、 「オレは本日、これより、国際
親善のパーテーに行く。国際
親善は、オレのモットーだ。これだぞ。これでなくちゃ、い....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
んは暹羅《シャム》の皇太子に入輿《にゅうよ》の儀が会議され――明治の初期に、日支
親善のため、東本願寺の光瑩《こうけい》上人の姉妹《はらから》が、清《しん》帝との....
「魔都」より 著者:久生十蘭
妙な噂が立った。その噂というのは、この一座の踊子たちはたいへんに心が優しく、日米
親善の方にも充分に努力するそうだというその噂である。これが嘘でない証拠に、間もな....
「イエスキリストの友誼」より 著者:新渡戸稲造
ースが言った意味の社交的ではないのだ。此処《ここ》を間違えてはならない。社会的に
親善を図るのは人間のみである。論より証拠先ず人という文字を見て御覧なさい。昔はこ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
客達の方でも少しは気の毒に思ったり、恐縮することもありましょう。これではお互いの
親善とか好意が無駄になります。 物事には程が必要ですが、それは、お互いにお互い....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
うとしないのであります。もちろん中には、はやくこの点に気がついて、双方の間の融和
親善を図ったものも少くはありません。国家の役人達も、もちろんこれを捨てていたもの....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る。 ラテン・アメリカの諸国は人種的にも経済的にも概して合衆国よりも欧州大陸と
親善の気持を持っているにも拘らず、第一次欧州大戦以後は急速に米州連合体の成立に向....