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親泣かせ
「親泣かせ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
親泣かせの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
いきなりに其の若い男をつかまえて、この野郎め、家の金を又持ち出してどうするのだ。
親泣かせ兄弟泣かせもいい加減にしろ。それほど道楽がしたければ、自分の腕で稼ぐがい....
「水鬼」より 著者:岡本綺堂
る途中、御承知の通りの始末で、どこへか消えてしまったのです。実に仕様のない奴で、
親泣かせ、兄弟泣かせ、なんともお話になりません。家にいたときは三味線の持ちようも....
「怪獣」より 著者:岡本綺堂
まにして置くと、いつの間にか泊り客と関係する。旅芸人と駈落ちをして又戻って来る。
親泣かせというのは全くあの娘たちのことで、どうしてあんな人間になったのか判りませ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
あさん、ひどくおめえ悄気てるが、おめえの子も、極道者とみえるな」 「あいつこそ、
親泣かせの骨頂。世に、又八のような不孝者もおろうかと、この父母恩重経の写経を思い....