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親潮
「親潮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
親潮の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
とあった。その日は北太平洋一帯に、季節にはいって始めての時化の襲った悪日だった。
親潮に乗って北へ帰る鯨群を追廻していた北海丸は、日本海溝の北端に近く、水が妙な灰....
「歳時記新註」より 著者:寺田寅彦
なわち霧である。また湿気を帯びた温かい風が森や山腹の冷たい処に触れる場合や黒潮と
親潮が出会うて温かい空気と冷たい空気が混ずる場合などにも起る。いずれにしても空中....
「父の俤」より 著者:佐藤垢石
い。 日本鱒も、川千鳥と同じように、若鮎が河口へ向かうのと一緒に、遠い太平洋の
親潮の方から、淡水を求めて遡ってくるのである。 夷鮫が、鰹の群れと共に太平洋を....