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「親王家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

親王家の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
女も、庭侍も五|人囃子もほかの雛人形に異状はないが、肝心かなめの内裏雛が片一方の親王家ご一人だけで、お相方のみ台さまが欠けているのです。 「盗難にお会いなすった....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
実隆の取成しによったもののようだ。明応四年修撰に関して兼載との葛藤のあった際に、親王家に申し入れて、その御内意を宗祇に伝え彼を安堵《あんど》せしめたのは、すなわ....
源氏物語」より 著者:紫式部
っているのは次々に昇進するばかりであったが、女は女御のほかに一人よりない。それは親王家の姫君から生まれた人で、尊貴なことは嫡妻の子にも劣らないわけであるが、その....
源氏物語」より 著者:紫式部
だいに来ていた。酒瓶を持って勧める人も皆さっぱりとしたふうをしていた。一種古風な親王家らしいよさのある御歓待の席と見えた。船で来た人たちには女王の様子も想像して....
源氏物語」より 著者:紫式部
ますか。女房なども宮様のおいでになりました当時と申しても何の頼もしいところのある親王家ではなかったのですから、わが身を犠牲にしますのを喜びません人たちは、それぞ....
奥の海」より 著者:久生十蘭
のならわしで、貧乏公卿の家族は、むかしから、人間の食うようなものは食っていない。親王家と五摂家には、御入用調役というものがついていて、体面を維持する程度のことを....
私本太平記」より 著者:吉川英治
でも、御修行なら、やはり都でなければいけませんね。都でなら、蝉丸流、師長流、式部親王家の御流などの流れを伝える家々もありますし、名手もたくさんおられますから。…....