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親近感
「親近感〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
親近感の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヒノエウマの話」より 著者:坂口安吾
とマのちがいで音全体としてもいかにも人に笑われそうな名であるから、子供心に大そう
親近感をいだいていたのを忘れない。 私が子供のころ、親類のジイサン、バアサンな....
「裏切り」より 著者:坂口安吾
目見た最初の時から、そのオッチョコチョイぶりに圧倒されるところがあったようです。
親近感は意外に根が深かったのです。 そして彼のセラダへの直感がいかに正確であっ....
「ゴッホについて」より 著者:三好十郎
言うまでもなくこの人は私にとって見も知らぬ外国人なのに、それに対して実に強い
親近感を懐いている。それは非常に近しいイトコのことでも考えるように強いもので、し....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
らに大きな理由はもっと直接的なものであった。それは、私がこの人たちに対して、強い
親近感を抱いていながら――多分、抱いているからこそ――この人たちの作家としての歩....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
中でもほかならぬ人と、甘えた恃みを抱いていた。それはこの人が、母の兄であるという
親近感だけのものではなかった。 「――その上にもです。右馬介から聞けば、私のつま....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
醐を謀略の人としていたことは無理でなく、かえって尊氏は、余りにも後醍醐へ人間的な
親近感をよせすぎていたことになる。 しかし、このさいにおける尊氏は、偽器か本物....